外部収納を忘れずに

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 家造りを行うほとんどの人が「収納」を重視します。しかし、この収納とは室内の収納ばかりで、屋外で使用するもの、室内で収納しておくことができないものを収めておく外部収納については忘れさられてしまいがちです。外部収納のことに後から気づいて慌てて庭やカーポート部分に物置を設置する家庭も多いのです。
庭やカーポート部分に物置を設置するとスペースを占領してしまい、狭さや窮屈感を与えてしまいます。また、物置が目に入ることで住宅の外観が一気に生活感で溢れてしまうのです。
そこで家造りを行う際にはしっかりと外部収納においても計画しておきます。そうすることで住居内に生まれたデッドスペースを有効活用することができるのです。
我が家は、階段下に生まれたデッドスペースを利用して外部収納を設けました。ここにはスタットレスタイヤ、アウトドア用品、子ども達の屋外用おもちゃ、お米の備蓄庫としても利用しています。外から物の出し入れができるように勝手口を設けています。車から外部収納へ、外部収納から車へと物を移動させることも多いため、カーポートと外部収納の配置や通路幅にも配慮しました。このように建物内に外部収納をビルトインさせることで、庭やカーポートスペースを占領することもありませんし、物置が目に入ることもないのでスッキリとした外観を保つことができるのです。
外からの動線だけでなく、室内からの動線も設けています。室内部分には日用品や掃除機などを収納することができていますし、お米においては屋外から搬入して、室内側から補充できるのでとても助かっています。室内収納ばかりに注目してしまいがちですが、外部収納においてもしっかりと計画しておきましょう。

Posted on 1月 17th 2022 in 家の話