フローリング

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 今までは合板フローリングの住まいに暮らしていました。しかし、新居では水廻りスペースを除き無垢材のフローリングを取り入れました。合板フローリングは夏はペタッと張り付いたような感触ですし、冬はヒヤッと冷たく裸足で歩くことなどできません。
しかし、無垢材フローリングであれば、夏でもサラサラとした肌触りですし、冬でもほのかにあたたかみを感じられるため一年を通して裸足で過ごしたくなるほどです。無垢の木は、成長していく過程で根から水分や養分を吸い上げ蓄えるために無数の導管があります。乾燥した木材にはその導管が空気層の役割を果たし、空気中の余分な湿気を吸収したり、過度な乾燥した状態においては湿度を放出する天然の湿度調整機能が備わっているのです。そのため住んでいるだけで空間から心地よさを感じることができるのです。この空気層があることによって音を吸収する効果もあります。この無垢材のフローリングには浮造り加工を施し、より木目の美しさを際立たせ、また触感の良さを高めました。
浮造りとは、木材加工方法の一つで、木の表面を丁寧に何度もこすり合わせ、年輪を浮き上がらせるものです。自然な凹凸が足の裏を心地よく刺激することでマッサージ効果が得られます。また、足つぼを心地よく刺激することから血行を良くして、冷え症の人も安心して過ごすことができます。子ども達の扁平足予防や滑り止めにも効果があります。そして、凹凸が室内の光を拡散し、目に優しい空間をつくるため、眼精疲労を和らげてくれるのです。
キズが目立ちにくく、経年変化を楽しむことのできる無垢材フローリングにしてみてはいかがでしょうか。

Posted on 12月 13th 2021 in 家の話