子どもから高齢者まで入りやすい浴室

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 小さい子どもから足腰の弱った高齢者まで安心して入浴できる浴室にしておき、快適なバスタイムを送れるようにしておきましょう。

寒い冬は、高齢者のヒートショック防げるようにしておきたいものです。暖かいところから寒いところに入ると、急に血圧が高くなり、ショック症状を起こすのがヒートショックと呼ばれるものです。このヒートショックで年間17000人の人が亡くなっていると言われています。浴室での高齢者の事故を防ぐためには、浴室を寒くしないことが大切です。

そこで浴室の天井に浴室換気暖房乾燥機を設置し、この予備暖房機能を使用します。これなら冬の一番風呂でもポカポカ浴室が広がり、ヒートショック対策として有効です。浴槽のまたぎやすさも大事です。以前は高さのある浴槽で、床に置くタイプだったため、入浴する時に足を高く上げてまたがなければなりません。小さい子どもや足腰の弱い人はとても入りづらいものでした。

最近は、浅型の浴槽が増え、半埋め込み式となっていることで浴槽のへりのまたぎ部分の高さが低くなり、浴槽への出入りがスムーズになっているのです。浴槽のまたぎ部分の高さは低すぎても入りにくく、人間工学的に床から40㎝前後が適切な高さと言われています。この高さは、いったん浴槽に腰掛けてから入浴動作に移れる高さであり、足腰の弱いお年寄りや子どもでもスムーズで安全に入浴することができるのです。

そして、操作のしやすい水栓にします。最近ではボタンを押すだけのプッシュ式水栓が人気です。子どもでもお年寄りでも軽く押すだけで操作できるので、髪を洗っているときなども便利です。

このような点に注目して安心して快適に過ごせる浴室にしておきましょう。

Posted on 3月 11th 2021 in 家の話