二階にトイレは必要か

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 注文住宅で新居を購入した我が家は、住まいについて決めなくてはいけないことが多くその度に夫婦で意見が分かれることも多かったです。

中でも最後まで決まらなかったことは、二階にトイレを設けるかどうかということでした。主人は、自分達が高齢になった時や宿泊者がいる場合二階にもトイレがあった方が便利だから設けたいと希望しました。しかし、子ども達はまだ小さく二階で過ごす時間は、一階で過ごす時間に比べると短いですし、宿泊者も年に一・二度のことです。今まで住んでいた住宅の二階にも、実家の二階にもトイレがなく、二階にトイレのない生活に慣れていたこともあり、二階にトイレを設けることに消極的でした。二階にトイレを設けることで便利さが増すのは分かるのですが、ランニングコストや設置費用、お掃除の手間が二倍になってしまうからです。そこで業者の人からいいプランを提案してもらいました。

二階にトイレスペースを設けておき、給配水管工事まで行っておきます。子どもが小さく二階で過ごす時間が短い現在は、ここを二階の収納スペースとして利用します。二階で過ごす時間が増え、自分達も高齢になり二階にトイレがあった方が便利だと感じるようになった時に、ここにトイレを設置するのです。家造りを進めると一生に一度のことだからと言ってつい便利さばかりを追求してしまいがちです。

しかし、必要性にしっかりと注目して「今」にぴったりの家造りを行うことが大切なのだと実感したのでした。

Posted on 9月 22nd 2020 in 家の話

キッチンからの音

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 最近の住宅は、リビングとキッチンがどんどん融合してきています。換気扇の運転音や洗い物をするときの水音がうるさいと、家族同士の会話やテレビの音が邪魔されてしまい、リビングの居心地の良さを下げてしまします。

最近のキッチンは、このキッチンから発せられる音の問題を解決し、家族団らんの場をしっかりと守れるように配慮されてきています。水音がうるさいのは、ステンレス製の流し台に水がぶつかって振動して音を出すためです。静音シンクは、シンクの裏側に音の発生を抑える制振材を貼り付け、さらに防湿材で覆う構造になっています。そのため今までは騒がしいデパート並みの音だったのが、静かな図書館並みの音にまで減少し、かなり音が静かになっているのです。また、換気扇の音も静かになっています。換気扇の振動がレンジフードに伝わって、ゴーという気になる音を発していました。フードの構造に工夫を加えることで静音化し、さらにプロペラファンから音の静かなシロッコファンを取り入れ、吸い込む力を弱めることなく静かな換気扇となっているのです。

シンクからコンロ下の収納においても、扉の開け閉めの時のバタン!という大きな音がしない構造になったものが増え、キッチンから出る様々な音を小さくすることで、家族間のコミュニケーションを妨げたり、テレビの音を邪魔したりするということを軽減できているのです。

音に注目したキッチン選びが大事であることを忘れてはいけません。最近ではキッチンの種類も多様化しています。家事のしやすさやキッチンスペースの広さに合わせて自分に合ったキッチンを取り入れましょう。

Posted on 9月 3rd 2020 in 家の話