へっちゃら!

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  Aさんの話しを聞いているとイライラしてどうしようもありません。

図書館に行って来たというのを説明するのに朝起きたところから説明するからその長い事といったらありません、さっきも茶碗を取ってと言うのを台所の・・・から始まる訳です・・・癖ですかAさん?

さてAさんは家のリフォームをしようと考えているのですが築20年でそれほど汚れている訳ではありません。

というより大切に住んで来たので綺麗な方ではないかと思うのですがトイレをウォシュレットにしたいなど使っているものが時代遅れだというのです。

風呂も洗濯物が乾燥出来るようにするとかキッチンも食器洗い機付きのシンクにするとか水廻りをがっちりリフォームしたいそうで、何でも大分でリフォーム会社を探すそうです。

家族もリフォームを楽しみにしているそうですがそんな最中友達のBさんに相談を受けました。

何でも銀行から根抵当で50万円ほど借り入れしたいのだが保証人を付けるよう言われ困っていて是非Aさんにお願いしたいと言うのです。

ちょっと困ったAさんですがさんざん頼まれ「50万円の借金だしまぁいいか。」との事で承諾したのでした。

保証人となったAさん何時もと変わらぬ生活をしておりましたが案も煮詰まりそろそろリフォームを建築屋さんに頼みに行こうとしていたところ銀行から一通の書類が届きました。

中を見てみてびっくりAさんの不動産が差し押さえられるというのです。

あわてたAさんですが保証額は50万円ではなかったのでしょうか?

根抵当権など何の事か知らなかったAさん実は50万円の保証ではなく物上保証する事で今回は50万円の借り入れでしたが極度額、要は借り入れ限度額は3000万円だったという事なのでした。

不動産に予め根抵当を設定して複数回借り入れ返済をする時に担保として利用出来る便利な抵当ですがこの根抵当権の物上保証人に知らないうちにされてしまっていたようです。

リフォームどころか家を手放す事になりそうなAさんです。

元気のないAさん、お寺で和尚さんに聞いているようですが「人に説明するのが長くなってしまうんですが?」・・「うんうん、生まれた時から説明する訳じゃないんじゃ、へっちゃらじゃ!」

「それと、保証人になって家を取られそうなんですが?」・・「命をとられる訳じゃないじゃろ、へっちゃらじゃ、ウォッホッホ!」・・「そうですね!」納得したようですが・・・何でもへっちゃらって言うへっちゃら和尚ですよ!それに何納得しているのですか、家族はどうなるのですかAさん!

さて皆さん、保証人になる時は気をつけましょう断る勇気が自分だけではなく家族を救うとは思いませんか?

Posted on 1月 13th 2013 in 家の話